①からしてtanの加法定理の式の分母を払った形であったりと、tanの自己主張を隠していない問題なので,後半は結果は予想できると思うが、前半の抽象的な関数や導関数の計算処理なども含め、論証の問題としては受験生が苦手な問題ではないかと思う。
Ⅲの解説でも述べたが、確率も図形問題も一切なく、とてもバランスの悪い偏ったセットだったように思う。
しかも簡単でもない上、ややこしいものも多かったので解けるものだけを解き、場合によっては証明できていないものでも使って次の問題を解いたり、部分点を取るくらいでやって半分くらい得点できれば御の字だと思われる。