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寄り添わず

私は生徒にはあまり寄り添わないようにしています。

今のご時世、生徒に親身になり、寄り添ってくれる先生というのはそれはそれは素晴らしい先生と褒められることでしょう。
しかし、私は寄り添いません(笑)

その理由の中には、私が冷たい人間であり、仕事と割り切っているからという部分も当然あります。
しかしそれ以上に、私自身の仕事が、「大学受験で志望校に合格する力をつけさせること」であるということから、寄り添って自分を頼るのが当然となることは生徒にとってプラスにならないと考えているからです。

よく最後のころの授業でも生徒に言っていることですが、受験に限らず、人生で大事な勝負の時は大抵独りぼっちです。
試験本番では、ヒントを出してあげることも、横で間違いを指摘してあげることもできません。
なので、生徒にはどんどん厳しくしていくし、甘やかすこともしないし、現実も話すようにしています。
そういった意図を分かってくれる生徒だけではないことも知っていますし、中には大げさに話を捻じ曲げて保護者に話し、それを信じた保護者から苦情を入れられたり、受講を取りやめてしまう生徒もいます。
それでも、信念や好き嫌いではなく、合格というゴールを見据えて指導していく上て、生徒には
・いつまでも先生に頼り切っていてはいけない
・自分が賢くならないといけない
・自分で自分を励まさないといけない
という自覚を、いかに早く持たせるかということが最重要だと私が考えているからです。

今年も2学期(予備校によっては後期とも言います)の授業が終わりに近づいてきました。
教え始めたころは、なんでもかんでも頼りきりだった子が、だいぶ成長をし、自分で考えて動くようになりました。
「どうすればいいですか?」
的な、丸投げ同然だった質問も減り、いまでは
「自分はこういう考えで、こうしたのだけれども、先生はどう思うか?」
というような、まずは自分の考えや行動を言い、そのうえで私に指摘を求めるといったものが増えてきました。
大きな成長です。

毎年この時期になると、生徒の成長と共に、長かったようで短い年間の指導の終わりを実感してきます。

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