• まろりんの遊び場♪
スポンサードリンク

予備校神話(?)の崩壊①

私が大学の受験生だったのが2000年代の頭で、その時期ですらもう「昔話」でしたが、
「難関大学を目指す奴は、高校は公立の進学校へ行き、卒業後1年大手予備校で浪人をして旧帝、東工、一橋、早慶へ!」
なんてのが受験生の王道みたいな風潮がありました(笑)
私もいろいろ浪人していますが・・・

予備校や塾の仕事をしていると、年配の、それこそもう還暦を迎えられるような先生方とも知り合い、お話を聞かせてもらうことも結構あるのですが、数百人生徒が入れる大教室が満員になっていたとか、ホテルに豪華な弁当も全部手配してもらえていたとか、バブルのころの話なのでしょうが、今ではとても考えられなかったころの話を聞かされます。


お隣の韓国はもっと大学受験は過熱するようですが、日本でも学歴がものを言い出し、いまや学歴がビジネスのようになった感じもありますが、大学受験のニーズがある限りは予備校や塾の類が無くなることはないでしょう。
私が受験を終えてしばらくしてからは、医療や看護に特化した受験対策を売りにするところ、規模が大きな大学の付附属高校の内部進学対策をするところ、体育系大学の受験対策予備校など増え始めたりと、ターゲットやニーズの層に変化や幅がありつつも、それなりに需要はあり、当然今もあります。

しかし、この5年くらいからでしょうか?
どうも出講している予備校全体に言えることですが、徐々に生徒の減少が目立つようになってきました。
しかも、退塾者が増えているのではなくて、スタート時点での入塾者が。
少子化で今後も受験生が減ることはとうに予想されていたことですから、分母が減っていくのはわかるのですが、それでも予想以上に早く顕著です。
私自身はこの理由については、子供が減っているのに対して、他の業種に比べて開店するのにコストや在庫の心配がないために新規で参入してくる塾や予備校は増えたことや、個別指導塾、オンライン講座、学習アプリなどにも生徒が流れ、結果生徒数が分散してしまっているのではないかと思っているのですが、具体的な数値やデータを見ていない、私の体感なのでここで切りあげます。

話を戻しますが、そうすると当然予備校や塾にお金が無くなります。
そしてコストの削減が必要となり、その中には我々講師の給料であったり、教室の維持費が多くを占めるので、講師の解雇、コマ数の減少、教室の閉鎖といったこともせざるを得なくなります。
私もさっき気づきましたが、なんやかんやで干支1周以上この業界で生きています。
そうすると、とんでもない理由やタイミングで授業が減らされたり、解雇されたりしたこともあります。
当然、その逆に会社が大変な中で誠意ある対応をしてくれたところもあります。

「うまくいっているときは余裕もあるし、追い風もあるから、たいてい何をやってもうまくいく。
そして周りもそれにあやかろうとするから、味方するしほめそやす。
だから、うまくいかなくなったときにこそ、その人間や組織の本性や真価が分かる。 」
と私自身思っていますが、今年もどうやら私が勤めさせていただいているところが、そういった局面にあるようです。悪い意味で(笑)

長くなってしまったので、本日はここまでにします。
続きは後日の記事で。

スポンサードリンク

コメントを残す